こたつの中


トレース ミニビースト

 

トレース ミニビーストは、「大人の科学Vol.30 テオ・ヤンセンのミニビースト」をマイコン制御にし、ライントレースを可能にしたものです。

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大人の科学Vol.30 テオ・ヤンセンのミニビーストをマイコン制御にしました。

雑誌中の改造記事 ダンシングビーストと同じ種類の改造です。 

 

さっそくライントレース。仕組みは、一般的な車輪(自動車)型のライントレースカーと同じ原理です。光センサで地面の明るさを計測して、マイコンで左右のモータをコントロールします。

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羽根は残してあります。

羽根を付けない方が、スムーズに動くのですが、

なんせヤンセンですので、付いている方が、っぽい。

 IMG_6120s-.jpg特徴はモータの軸が一直線ではなく、ずれている所です。

これは、少しでも横の長さを短くしようとした結果です。

そのため軸を曲げる加工精度と、その軸を通すパイプの加工にはてこずりました。

 

 とは言っても、車輪(自動車)型の一般的なライントレースカーに比べて、動きがきごちない。それが、妙に生々しいと言うか、生物っぽい。ヤンセイリンク機構の魅力ですね。

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裏から見た状態です。マイコンボードは、輪ゴムで固定しています。

(穴あけて取り付けるのがめんどくさかったので)

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CPUボードは、ヴイストン社製の「VS-WRC003」を使用しています。

マイコンは「H8」、初めからモータドライバを搭載しているので、繋ぐだけで、マブチモータを動かせます(便利!)。

 

苦労した点は2つ。

軸の抵抗が思ったより重く、今回使用したモータではぎりぎり。

もう一段階パワーのあるモータにしたかった。

2つ目は、モータに負荷をかけすぎたせいで、マイコンボードのモータドライバが、加熱しすぎて、あっちっち状態。

それでも動かし続けると、挙動不審(熱暴走状態)になります。

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モータを並べたので、軸がずれています。

電池ボックスを台座にして、輪ゴムで固定しています。

(ガッチリ固定しないことで、軸のずれの許容範囲を作って、抵抗を減らしています。)

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これが、地面の明るさを計測するセンサです。

車輪(自動車)型では当たり前ですが、ミニビーストでも地面とセンサの高さは常に一定を保ちます!!(←これ結構重要)

これが肝です、ヤンセンリンク機構天晴れ!

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パソコンでプログラミングし、マイコンボードに転送します。

プログラムはマイコンボード「VS-WRC003」用の

「BeautoBuilderNEO」を使用しました。

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ライントレース用のプログラム例です。

最低限こんなのでも動きます。

この他、C言語での高度なプログラミングも可能です。

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最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

 

←使わないほうのミニビーストは…

羽根もなく動けないので、ただいま出番待ち中で、

なぜかヘチマが乗せてあります。

 

 

 

試作 トレースミニビースト

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 トレースミニビーストの試作段階の画像です。

YouTubeにて動画公開 

とりあえず動いて、ほっ。

先が見えました。

 

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 初めは、2台まるまる使って、横幅2倍の迫力ミニビーストの予定で制作していたのですが、軸のすべりが重く、モータを回せず断念しました。

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